ハンドルネームの由来

 僕の名前は「No one escapes」。Twitter名は「No one escapes from me」ではあるが前者が一応正式名称だ。

 

 この名前にしたことにも戦略性がある。それは最後に話すが、元々第五人格というゲームの存在を知るまではNo one escapesという名前ではなかった。どんな名前だったかは朧気で正確に記憶しているわけではないが、覚えている限りでは「皿洗い」→「卒業者」→「うさぎ」→「No one escapes」という移り変わりである。

 


 

 まずは「皿洗い」について。確かこの名前を付けたとき僕は中学生だった。そのころはインターネットというものに疎く、今まではアカウントなしでYouTubeなどを見ていた。ここで出会ったのがニコニコ動画だ。ニコニコ動画は動画を楽しむとともにコメントを打って楽しむ文化があったため、僕もそこに参加したくなりアカウントを作る決心をした。

 じゃあ何にしようか。あっさりと決めた印象がある。

 自分がインターネット初心者であることと何かを結び付けたかったのだ。そのころの僕はもしファミレスなどでバイトをするなら、まず皿洗いをさせられるんだろうと勝手に思っていた。こうして僕の初めてのハンドルネームが決まった。

 


 

 次は「卒業者」だ。これは単純にインターネットに慣れてきたという意味を込めて卒業者にしたわけではない。ましてやリアルの中学校高校の卒業ということにかけたわけでもない。僕の中だけでなくリアルの友達でも流行っていたあるインターネットミームがあった。淫夢だ。あの淫夢

 あの頃はだれが見ても淫夢厨といっても差支えのない仕上がりだった。初めて淫夢コンテンツと出会ったのは「東方プロジェクトのキャラクターである博麗霊夢MMDがソファーに座りながらインタビューを受ける」といった内容の動画だ。これを初めて見たとき淫夢というコンテンツを知らなかったため不快感を覚えた記憶がある。後にどんな理由でハマったのかは覚えていないが淫夢というコンテンツにずっぽりのめりこんでしまうのだが。

 確か肉体派おじゃる丸(?)か何かがトレンドになっていた頃に淫夢が下火であったこともあるが、いつまでこのコンテンツで笑っているんだということを恥はじめ、淫夢から完全に「卒業」しようと決意した。こういう経緯がこのころのハンドルネームにつながっている。

 


 

 次は「うさぎ」だ。可愛い名前にしているだろう?だって可愛いんだもんウサギ。このころ実家に元々いた犬だけでなく、もう一匹動物がいた。いや正確には一羽か。名前はゴン。僕の姉が買っていたウサギだ。髪が伸びてさん付けをされるほうではない。僕の古参なら知っているかもしれないが、僕の初期のころのTwitterにはウサギの写真しか投稿されていなかった。その子がゴンだ。

 これに関してはエピソードもクソもウサギのゴンが可愛すぎてハンドルネームにしていただけだ。かわいい。

 


 

 さて現在のハンドルネーム「No one escapes」について話そうか。

 No one escapesを和訳すると「誰も逃げない」という文章になる。本来ハンドルネームに文章を入れるやつはいない。なんなら僕以外みたことがないな。第五界隈という狭い世界の話だが。

 No one escapesが何に由来するかというと、Dead by Daylightに存在する有名なパーク「No One Escapes Death」から由来している。由来はこれではっきりしただろう。では「なぜこの名前にしたのか」という疑問が次に来る。

 第五人格には「引き留める」という内在人格がある。効果は「脱出ゲートが開放可能な状態になると120秒間は通常攻撃の威嚇値が2倍となり、1回の攻撃で2回分のダメージを与えられるようになる。」という特殊なハンター以外は大体つけている内在人格だ。

 DbDの「No One Escapes Death」和名「誰も死から逃れられない」の効果は

脱出ゲートが通電したとき、もし無力なトーテムがマップ上に残っていれば、この呪いが適用される。この呪いが発動中
・ 生存者が無防備効果に苦しむ
・ 移動速度が(2/3/4)%上昇する
呪いの効果は、紐付けられた呪いのトーテムが残っているかぎり持続する。」

ノーワンと略称するがノーワンと引き留めるの効果は非常に似ているため、第五人格でも引き留めるのことはノーワンとう呼ばれることも少なくない。公式放送でもぽろっと言ってしまう実況解説がいるほどだ。

 


 

 ここで戦略性の話をしよう。ノーワンという名称は第五人格民にとって身近なものであり、聞きなじみがあるものであるという説明は上でした。

 そう、覚えられやすいハンドルネームであるという条件は簡単に達成できた。アイコンはその時ハマっていた髪型で僕の顔の好みに合致する外国人の画像を見つけ、それをアイコンにした。

 これがYouTubeのコメント欄で外国人のアイコンと英語で長い名前で絶妙な存在感を出すことに成功した戦略だ。